2.株価はブルとベアの握手ではない

ここでは当サイト管理人の投資に関する考え方を紹介しています。

価格を追いかけていると株価はわからない

株式に価値が存在していても、価格は結局売り手と買い手の握手で決まるじゃないか。と言う人もいると思います。でも私はそうは考えません。長期的には、株価の決定は曖昧なものではなく、原理で決まります。

あなたは、年間1万円分の果実だけ(成長はしない)を実らせる木を、1万円で売りますか?誰も売らないですね。

100万円で買いますか?
買わないですね。

こんなシンプルなことを、いざチャートを前にすると皆わからなくなります。これを買う(売る)ようなことが起きるんです。

成長性や不確実性などが影響はするものの、その企業の価値(木の値段)は、ブル(買い)とベア(売り)の握手ではなく、最終的には将来生み出すであろう富(果実の合計)に応じて決まるとてもシンプルな構造をしています。これは理論的にも証明されています。

ブルとベアの握手を追いかけ相場のさざ波に振り回される発想をしていると、本当の株価はいつまで立っても見えません。

富が生み出される限り時価総額は上昇する

株式は生み出した富を、分配するか、将来の収益化のために使います。そして将来生み出す富を考慮して、株価は一定の価格へ回帰します。

これはGDPに応じて株価指数が上昇する現象など、裏付ける事象は多いのですが、それを実際の取引にまで落とし込んでいる投資家は実に少ないです。なぜか?

短期的な価格を追いかけるからです。

長期的な株価の必然性を理解していれば、株式にはインカムゲインとキャピタルゲインを分けて考える必要など全くないこともわかります。

生み出す富が2倍になれば株価は2倍になる

1つ100円の純利益になる果実を、年間100個実らせる木が、10万円で売っていたとします。

A社は毎年全額分配し、10年後に時価総額10万円+10万円を生み出しました。

B社は利益を出さず、10年後にもう一本買いました。もう一本買ったことによって、年間200個売れるようになったのです。PERを同じ条件にすれば、時価総額が2倍、株価も2倍となります。

A社もB社も、生み出した富が同じなので、価値も同じになったのです。株はインカムゲインとキャピタルゲインを分ける必要はなく、株価は生み出す富に応じて回帰する簡単な例です。

株価の必然性が時価総額を押し上げる

株の価値がどうして決まるのか、その意味がわからないと、amazonやウーバーが純利益を計上せずに攻撃的な経営をしている意味など一生わからないでしょう。ウーバーが大赤字でヤバイというマスコミの記事に慌てふためくだけです。

しかし長期投資家は、ウーバーの研究開発費をみて、これは経営陣の真意が書かれていない一種のフェイクニュースだと、ほくそ笑むことができるわけです。

株価は必然的に決まるということ。

これをさらに突き詰めると、富を生み続ける限り、国際分散株式の株価は必然的に上昇し、時価総額は最終的には押し上げられる原理がわかると思います。